海事・国際取引プラクティス

世界の港として有名なシンガポールにおいて、海事・船舶は産業として、非常に重要な位置をしめております。

ラジャ・タン法律事務所の海事船舶プラクィスグループは、シンガポールで最大規模の30名以上の弁護士により構成されており、その中にさらに各種の専門部を有しております。

当事務所は、法律事務所の評価において権威のある各機関から、東南アジアの海事、船舶部門について、最上位の評価を頂いております。また、同グループの責任者であるToh Kian Singを初めとするパートナー陣は、“Chambers Global”および“Legal 500”によって海事分野の弁護士として高い評価を得ています。また、同グループは、イギリス法資格の弁護士を有するほか、中国でも多くの案件を手がけており、中国の法曹資格を持つ2人の弁護士が当事務所の上海の拠点に勤務しています。

船舶売買、船舶融資等

当部門は、造船契約、船舶売買のサポート、船舶融資契約書の作成、レビュー、船舶担保権の登記、傭船契約書の作成等、船籍関係全般のコーポレート業務を行っています。

トレードファイナンス、インターナショナルトレード

当部門は、トレードファイナンス、インターナショナルトレードに関する紛争のあらゆる側面に関する経験を有しています。成長著しいこの分野において、金融機関および商品先物取引業者など幅広いクライアントのご要望に応じ、トレードファイナンス、インターナショナルトレード関連の書類作成、および訴訟を扱っています。

また、同部門のパートナー陣は、FOSFAおよびGAFTA仲裁に関する豊富な経験を有しています。なお、責任者のToh Kian Singは、信用状、ストラクチャードファイナンス、倉庫融資、担保物権管理、コモディティーのクロスボーダー取引では、業界の第一人者としての評判を受けています。

衝突および海難事故

ラジャ・タン法律事務所は、1990年代以降、シンガポール近海で起こった大規模な事故(衝突、沈没、爆発、火災、座礁、救助、海洋汚染など)を原因とする紛争のほとんどに関与しています。

サービス内容としては、事故管理、調査および規制問題の解決、海洋汚染の責任に関するアドバイス、権利および責任に関するアドバイス、裁判管轄の判定等、事故に起因する紛争の代理、解決などがあります。

傭船契約、貨物に関する請求

傭船契約、船荷証券、貨物の損傷/紛失による損害請求、牽引/引き船に関わる問題および複合輸送に関する書類作成から問題解決まで、あらゆる側面においてアドバイスを行っています。

石油取引および輸送

プラッツ(Platts)関連の紛争から石油取引に関する合意、汚染に関する請求、その他品質/量に関する問題など石油やLNGの輸送および取引に関わるあらゆる種類の紛争に対処します。石油大手、ターミナル、タンカー会社、そして世界でも最大手の独立系石油トレーダーなどをクライアントとして有しています。

造船、修理、船種転換

同部門は、シンガポールおよびロンドンで行われた造船に関する最大規模の仲裁事件を代理人として担当した経験があります。従来の造船所-船舶所有者間の紛争だけでなく、造船、修理のタスクのスケジューリング、作業の遅れ、中断、不法占有取得等のアドバイス、および品質問題など造船や修理に関わる幅広い問題対応等も扱っております。海運市場が低迷する中でこの分野における紛争が急増し、当部門のメンバーは大規模な仲裁案件に数多く関わっています。

抵当権の実行および船舶融資に関する紛争

同部門は抵当権の実行に関する豊富な経験があり、船舶売買やその他MOUや融資に関する紛争案件に対応するための体制を十分に備えています。

海上保険

当部門は海上保険の分野で定評があり、業務分野としては、貨物保険、船舶保険、造船保険、船主責任相互保険が挙げられます。保険会社、ブローカーおよび被保険者に対して、関連する保険契約における権利義務について、アドバイスを行います。同部門のパートナーは、シンガポールの裁判所で争われ話題になった多くの海上保険に関連する紛争で代理人を務め、この分野で高い評価を得ています。当部門は裁判および仲裁の両方において、さまざまな海上保険に関連する紛争の解決に積極的に取り組んでいます。